あのホリエモンも投資している「イーサリアム(ETH)」って?特徴は?まとめ

今回は、あのホリエモンこと堀江貴文さんも注目している「イーサリアム(ETH)」についてです。
イーサリアムって何?スマートコントラクトって?技術がいまいちわからない、という方のためにわかりやすくしてみました。
私も最初はもちろん全く意味がわからなかったからこそ、わからない方視点からお届けしていきます!

イーサリアム(Ethereum/ETH)とは
まず、考案者がすごいんです
考案者であるヴィタリック・ブテリン(Vitalik Buterin)さん、現在24歳。「イーサリアム」を生み出したのがなんと19歳。ちなみに彼がビットコインに出会ったのは17歳。
みなさん、19歳の頃何してましたか?私は社畜一年生していたのですが、19歳で暗号通貨生み出すって次元違いすぎ。
時価総額が、ビットコインに次いで世界第2位っていう数字、さらに大きく感じますよね。
実は、時価総額がピーク時の1/4になってしまっている現状があるのですが、現時点のイーサリアムの時価総額は約4兆3700億円です。
イーサリアムの大きな特徴
プラットホーム(技術が働く大元)が、ブロックチェーンを使ったスマートコントラクトを構築できるものなのですが、簡単に説明すると「取引で行われる契約を自動的に実行・保存」をしてくれる機能が備わっています。
ビットコインの場合だと、ブロックチェーン上で全ての取引記録が保管されているのですが、イーサリアムだと取引を行うのと同時に契約内容まで管理することができるんです。
そして、イーサリアム開発チームは存在しますがこの部分はビットコイン同様に、中央管理をする団体は存在しません。ちなみに、上記のことを「非中央集権」と言います。
では、そのスマートコントラクトやらをめちゃわかりやすくしてみました(*’ω’*)
イーサリアムの「スマートコントラクト」

スマートコントラクト(smart contract)を直訳すると、
スマート:賢い
コントラクト:契約
という意味ですね。
これだけだと意味わかんないので、「スマート=賢い」は「自動化」と認識していただくとわかりやすいです。
先ほど記載したように、スマートコントラクトとは「取引で行われる契約を自動的に実行・保存」する技術ですよね。
そして、ここで指している「契約」の意味は、書面上の契約のみを指しているのではなく「ありとあらゆる取引」のことを指します。それら全てを自動的に実行しようとするものがスマートコントラクトです!
ビットコインの場合だと、ブロックチェーン上で全ての取引記録が保管されていると記載しましたよね。
ビットコインのブロックチェーンは、ブロックの中のデータに「私が〇〇さんに10000BTCを送金しました」など取引情報のみ組み込まれています。
ここが、イーサリアムだと取引を行うのと同時に「私が〇〇さんに、こういう理由でこういう経緯で送金した」などの契約に関する条件、履行内容だったりを組み込ませることが可能になるんです。
中央機関を介さずに契約内容を自律的に行うことが可能な部分が、イーサリアムの大きな特徴です。
「分散型」アプリケーション(分散型プラットフォーム)Dapps

これだけ見ても、なんのことやらだと思うので噛み砕いていきますね。
簡単にいうと、遠く離れた人同士で独自のルールでプログラムを決めて仮想通貨をやりとりできる機能を持ったアプリケーションです。つまり、何か大きなものを介さなくてもよくなるんですね。
上記のスマートコントラクトを利用したものがDApps(decentralized applications)です。
もっとわかりやすく説明すると、私たちはGoogleアカウントだったりFacebook、Twitterアカウントだったり、色々な企業の元に、私たちのデジタルアイデンティティ(=言うところの私たちのアカウントや情報全て)がある状態ですよね。
これって、グーグル、フェイスブック、ツイッターだったりの「企業」が私たちのデジタルアイデンティティを管理下に置いている状態です。
大元の企業は私たちがサイト内でどのような動きをしているのかであったり、どのようなサービスを使っているかは把握しているのはもちろん、極論私たちのアカウントを閉鎖しようと思えば自由に閉鎖することもできます。
その上、誰かがその企業をハッキングすれば別のアカウントに”なりすます”こともなんら難しいことではないのです。
この部分を、ブロックチェーンを基盤とした分散型のプラットフォームだと、自分のデンタルアイデンティティは自分の管理下に置くことができるんです。
自分が使いたいアプリケーションを使いたいなぁと思った時は、自分で自分のアカウントが「本物」なことを確かめることができるんですね。
ひとつの会社が全員のアイデンティティを管理する代わりに、そのアプリケーションに関わっている人々によって管理されることになって、より「分散型のウェブ」と呼ぶことができます。
コストの低下
- 商品の購入
- 購入者は第三者に料金支払
- 購入者の元へ商品到着
- 第三者は売り手に料金の支払
これが従来の、確実に契約を行うための方法です。第三者機関からの信頼情報を担保した形式ですね。
これが、スマートコントラクトのプログラムでは、自動的に上記の流れを行うことが可能になるため、不正を防ぐための紙面上での契約が不要になります。もちろん、押印やサインなども不要です。
それにより、契約周りに起こる訴訟も大きく削減することも可能になりつつあります。
また、従来、契約は従来銀行や裁判所などの中央機関が保証してくれていますよね。こういった第三者機関に頼ると、もちろんこの部分でも費用・時間ともにかかってくるのは必然的にかかってくる部分です。
もうお判りだと思いますが、スマートコントラクトは「取引と一緒に契約内容も残してしまえる」技術なので、ここの部分のコストがかなり軽減されます。手間全くかかりませんよね。
より安全、安心な世界が作られる
契約を機械的にその認証を実行するので、悪者からの嘘の申請がくるリスクがめちゃくちゃ軽減されるんです。
過去の契約内容をネットワーク上で半永久的に保存することができて、契約の経緯、権利譲渡等の履歴が保管されることによって信用情報が自動的に積み重ねられていきます。
上記のブロックチェーンの技術によって、非常に透明度が高く、世界中のどの人が見ても内容を監視できるようになって誰かの目が常にあることで、偽造や改ざんはかなり難しいのです。もはや信頼性しかないですよね。
イーサリアムの未来は?

時価総額世界2位なだけあってイーサリアムを利用したアプリケーションは次々と出てきており、日本だと、TOYOTA、KDDIやNTT、三菱東京UFJ銀行が参入を企てています。世界的に見てもマイクロソフトやJPモルガンが導入に向けて研究しています。
ただ、あくまでもイーサリアムは現時点で実験段階です。
イーサリアムは4段階のアップデートを前提に開発が勧められていて、
- フロンティア:基本的な機能の導入・バグの修正
- ホームステッド:プラットホームとしての機能をつける
- メトロポリス:セキュリティーの強化、スマートコントラクトの簡易化、マイニング方法を変更するための準備。
- セレニティー:ここでアップデート完了。2018年内に実施見込み!
今は上記③メトロポリスの途中です。このアップデートが終わってしまえば、その頃にはかなり使いやすくなっているはずなのでかなりの普及も見込めます。
ただ、あくまでも途中段階なので、終わるまで油断は禁物ですね。
以上イーサリアムについての解説でした\( ˆoˆ )/
これからの成長もかなり楽しみですね!