仮想通貨・Lisk(リスク)って?イーサリアムとどう違うの?特徴まとめ

今回は、リスクコインについてまとめてみました!
ガチホ(=がっちりホールドの略、波があっても見放して手放さない)組が多い印象があると思うのですが、なんでそんなにファンが多いのか?その魅力を細かく見ていきましょう!
リスクコイン(LISK)とは

リスクコインとは、通貨名を「LISK(LSK)」と表記されます。
時価総額は22位なのですが、これからの伸びしろに期待大ですね。ちなみに、2017年においての価格上昇率は127倍だったんですね。
すごい。コインチェック銘柄の中だと2番目の上昇率だったそう(一番はネムコインの190倍)。
「リスク」コインって名前、多分誰もが通る道だと思うんですけど、なんちゅう名前やねんって。危なさMAXやんって。
いえいえ、もちろんきちんと意味があるんです。
リスクというのは「簡単」という意味をさし、リスクコインのコンセプトにもなっています。いろんな行程を簡単に行えるように作られているコインです。
余談ですが、悪い意味のリスクは「Risk」と書くんですよね。
性能はイーサリアムと似通ったところがあるのですが、もちろん全く一緒という訳ではありません。
スマートコントラクトが実装されていて属性は一緒なのですが、リスクコインはイーサリアムの欠点を補ったコインなんです。
早速リスクコインの実態を見ていきましょう!
リスクコインの特徴

スマートコントラクトを実装
スマートコントラクトというのは契約の自動化、つまり「契約の内容や条件、履行までを人の手を介さず自動的に実行」することができるんですね。
もちろん世界のどこにいても使うことができます。
ビットコイン等のスマートコントラクトが実装されていないものであったら、「私が〇〇さんに300BIT送金した」などの取引情報のみが組み込まれます。契約に関する条件や履行内容までは組み込まれないんです。
これがスマートコントラクトを実装させることによって、「私が〇〇さんに、こういう理由、こういう経緯で送金した」であったり、「明日レッドソックスが勝てば、〇〇さんに1万円送金」などの契約を自動的に実行してくれるだけでなく、その契約内容がしっかり組み込まれます。
分散型プラットフォーム「DApps(ディーアップス)」

簡単にいうと、遠く離れた人同士で独自のルールでプログラムを決めて仮想通貨をやりとりできる機能を持ったアプリケーションです。
つまり、何か管理者などを介さなくてもよくなるんですね。
かなりわかりやすく書いたものをイーサリアムの記事にて書き留めてますので、もしよければご参考ください!
「Javascript」を実装
プログラム言語に「Javascript」を採用しており、こちら素人からしたらちんぷんかんぷんだと思うのですが、世界的に扱えるエンジニアが多いそう。Webプログラムの世界ですね。
扱えるエンジニアが多いわりにはJavascriptを採用している暗号通貨はあまりないので、結構T-upポイントですよね。
何がメリットなのかというと、扱えるエンジニアが多い=それだけの数に比例して、リスクコインをカスタマイズできる可能性がさらに広がるということ、つまりリスクコインの将来の可能性が広がるということですね。
マイニングではなくフォージングを行う
代表例であるビットコインにて行う承認作業のことはマイニングと呼びますよね。この部分を、リスクコインはフォージングと呼んでいます。
リスクコインにおけるフォージングの大きな特徴として、毎年フォージングできる量が減っていくという部分です。
例えばビットコインだと10分に1ブロックをマイニングしているのですが、リスクコインだと10秒に1ブロックのスピードでフォージングを行うことができます。
マイニングやフォージングなどはかなりの専門外なので詳しいことは言えないのですが、大きな特徴としては上記があげられます。
リスクとイーサリアムの違い

サイドチェーンという存在
イーサリアムというのは一つのブロックチェーン(=メインチェーン。親チェーンと言われる時もあります)に契約内容を組み込んでいく形式ですが、リスクコインにはサイドチェーンなるものがあります。その名の通りではあるのですが、アプリケーション上にもう一つのブロックチェーンがあると想像してください。
サイドチェーンというのは、複数のブロックチェーンの間で暗号通貨のやりとりを行って、いろんな機能を実装しようとする技術です。
メリットとしては、問題が発生した時に開発者がコントロールできる点、性能生の向上、送金時の処理能力の向上などがあげられます。
イーサリアムは「The DAO事件」にてハッキングされて、ハードフォークという分裂を行ったんですね。
イーサリアムが使っているメインチェーンプログラムだと、一度メインチェーンにスマートコントラクトコード(契約内容だったり)を乗せてしまうと、修正することができないんです。ハッキングされたブロックに続けてどんどん次のブロックが作られてしまうんですね。
なので、ハッキングの件を修正するには、イーサリアムとイーサリアムクラシックにハードフォークする以外に方法がなかったんです。
この部分がリスクコインのようなサイドチェーンだと、ハッキングなどの被害を受けた時に、その被害を受けたサイドチェーンだけを切り離すことができるので、メインチェーンに被害を及ぼすことなく対処することが可能なんです。
さらに、リスクコインの使っているサイドチェーン技術というのは、ハッキングやバグに対して対応しやすいものを実装しています。
プログラム用語の違いで、扱いやすさの差別化
中盤にて、リスクコインで扱っているプログラム言語は世界的にもメジャーな「Javascript」とお伝えしましたよね。
ちなみに、イーサリアムは「Solidity」というプログラム言語を用いています。
Solidityというものは、イーサリアムが独自で開発したプログラム用語のために、扱えるエンジニアが少ないんですね。
イーサリアムにおいて、Solidityをまず覚えないと分散型アプリケーションの開発を行おうとしてもできないといった事態が起こるので、少し壁があったんです。
この部分を、リスクコインは壁をかなり低くしているので、好んでリスクコインを扱おうとするエンジニアが多く参入するため拡大が見込めるんですね。
今後リスクコインはどうなっていくの?

リスクコインはイーサリアムと比べられることが多く、しかもイーサリアムが圧勝してしまっている事実もあります。ただ、イーサリアムは歴史があるコインなので、当たり前と言えば当たり前の結果なんですよね。
お互いに「スマートコントラクト」や「分散型プラットフォーム」を実装しているあたりをみると、イーサリアムもとても良い技術を使っているので、リスクコインが今後急激に上がってイーサリアムより需要が高まる、といったことは難しいというのが現実です。
ただ、同様の技術を使っているコインで、イーサリアムが時価総額2位の位置にいるということは、ライトコインも同様にグンと上がってくる可能性が非常に高いです。
世界の企業が、今後どれだけリスクコインに目をつけるのかも見ものです。
その上で、イーサリアムにはない「サイドチェーン」技術など、技術の見直しはかなり高ポイントに上がってくるところですよね。
リスクコインは、実用的なコインとして実際に使用する日が来れば、かなり価値があがっていく可能性が非常に高いコインの一つでもあります。
また、大手企業との提携が着実に決まっているのも大きな要因ですよね。
一部を紹介すると、
- Microsoft azure
- chain of thing
- shapeshift
などがあげられます。他にもいろんな企業が提携を組んでいるので、今後の動きにもぜひ注目して見ていきたいところですね。
リスクコインが購入できる取引所
日本の取引所だとcoincheck(現在新規申込停止中)、1月末よりbitFlyerでも取り扱いが開始されました。
海外の取引所だとBinance、bittlexです。
日本の取引所はどちらとも「販売所」扱いなので、メリットとしては簡単に購入できる、デメリットとしては、どうしても手数料が割高なところが懸念点ですね。
海外取引所は、大手でないと倒産や急に取引所が消えるリスクがある(本当にあります)ので、上記の中でおすすめなのは世界最大の取引所であって、世界で一番利用者が多いと言われているBinanceですね。
私も一番信頼がおけるのと、取り扱っているコインが100種類以上、手数料が0.05%と激安なので使用させてもらってます!