
今回は、中国初のICO・トロンについてまとめてみました!
トロンは今後、日本の取引所へ上場すると発表されているなど、まだまだこれから期待できる暗号通貨のひとつです。
どのような魅力をおもちの暗号通貨なのかみていきましょう↓
トロンとは

「TRON(トロン)」は、中国にて2017年8月にリリースされた仮想通貨です。
4/13現時点で時価総額第13位と、今までも10位以内を走ってきたのでかなり技術的にも魅力があるということですよね。
通貨単位は「TRX」と表記され、ブロックチェーンと分散ストレージ技術を使った分散型プロトコルであり(後述します)、主にエンターテイメント業界(オンラインゲーム、動画、音楽など)に特化した仮想通貨として誕生しました。
リップルの中国区代表として資金調達などを担当していたJustin Sun氏が創始者であり、シンガポールにある非営利団体TRON財団を担っています。
TRON財団は、公正・公平でオープンなネットワークの運用を目的としており、ACRAというシンガポールの企業規制当局の承認をしっかり得た上で設立されているので、信頼性が高い財団です。
また、同氏はオンライン・オーディオライブストリーミング事業「Peiwo APP」のCEOを担う一面もあります。
Peiwo APPは、世界登録利用者数が1000万人を超えており、月間アクティブ利用者数100万人以上を記録するなど、中国最大のオーディオコミュニティなんですね。
このPeiwo APP内では、すでにトロンでの入金、支払いやギフトの購入などもちろん可能です。
世界最大の仮想通貨取引所であるBInance(バイナンス)でICOを行った際には、わずか30秒たらずで完売という人気度、日本の取引所への上場は間近に迫っていたり、
4/13現在のトロンの価格は日本円にして4円なのですが、今年中には1ドル=約100円にすることを目標にしていたりと、非常に注目すべき暗号通貨の一つです。
今買っておけば、もしかしたら今年が終わる頃には25倍以上になってるかも。夢あるね〜
そんな勢いしかないトロンにはどんな魅力があるのでしょうか?
詳しくみていきましょう!
トロンの時価総額ランキング・リアルタイム情報

トロンの特徴

エンターテイメント向けの分散型プロトコル、DApps
冒頭にもお伝えしましたが、トロンはブロックチェーンをベースにした分散型のプロトコルです。
イーサリアムのもつ技術と同様なので知っている方も多いかと思うのですが、分散型を簡単に説明すると、遠く離れた人同士で独自のルールでプログラムを決めて仮想通貨をやりとりできる機能を持ったアプリケーションです。つまり、何か大きなものを介さなくてもいいんですね。
ここでいう大きなもの、というのはYouTubeだったりの企業で、世界中のクリエイター(発信者)と私たちを繋ぐ導線の間にはいる会社をなくしてしまおうということです。
なんでyoutubeだったりじゃだめなの?という部分なのですが、どうしてもこういったサイトだと無断転載やコピーなど防ぐことはできませんよね。むしろ無法地帯です。
そして、無断転載・コピーされてしまうと、そのクリエイターに対して報酬が100%与えられるわけではなくって、その無断転載・コピーされた人に対しても流れてしまう仕組みはおわかりいただけるかと思います。
ここの部分をトロンだと、クリエイターがネットにアップした瞬間に記録され、無断転載・コピーされることを防いでくれます。
こういった「無料のエンターテイメントシステム」を作り上げるために、ブロックチェーンがベースとなるプラットフォームを構築しているんですね。
そうすることによって、コンテンツの質の向上、利用者のデジタル資産の保存、所有、自由公開、その配信をクリエイター側が自由に行うことができる仕組みです。
そして、トロンはその技術を提供して利益を得ようとしているのかというとそうではありません。
エンターテイメントコンテンツを多くの人が楽しむためのサービスの提供を行い、実力があるにもかかわらずまわりに埋もれてしまっていたクリエイターを多くの人に届け、新たなクリエイターを輩出し応援する、といった世界を目指しています。
トロンのプラットフォームにてデジタルコンテンツをブロックチェーン上に記録することによる著作者の権利保障、私たち消費者がそのコンテンツにトロンを支払い購読、視聴することによって、その「コンテンツ自体」への評価や報酬がなされるよう作られています。
トロンが思い描くロードマップがこちら

上記のロードマップは、エンターテイメント業界で使えるシステムになるまでの過程が記載されています。
期間としてトータル10年かかる予定で組まれているのですが、うーん、いつもどの通貨もそうなんですが、いつも予定通りいかないですよね笑
10年という数字がどういう計算で計画されているかはもちろんわからないですが、いつも通りでいくとどこかでもっとかかるかなあと。
ビットコインですら誕生してから10年経ってないくらいですし、今後ロードマップも色々更新していくかと思うので情報に期待ですね。
では、段階を見て行きましょう。
- Exudos(エクソダス) 17年8月〜18年12月 ー プラットフォームの自由化
- Odyssey(オデッセイ) 19年1月〜20年6月 ー コンテンツへの権限を与える
- Great Voyage(グレートヴォヤージュ)20年7月〜21年7月 ー トロン保有者サイドの問題解消、個人でICOを行えるように
- Apollo(アポロ)21年8月〜23年3月 ー 分散型取引システムの向上
- Star Trek(スタートレック)23年4月〜25年9月 ー ゲームコンテンツの分散化、市場予測
- Eternity(エタニティ)25年9月〜27年9月 ー ゲームの分散化
ただ、18年1月23日にエクソダスの完成が発表されており、実際に動き始めるのは3/31予定です。
現段階では予定より早く進んでいるみたいではありますので、今後の情報を待ちましょう!
トロンは詐欺?
それは突然の出来事でした。
18年1月18日に、トロンのホワイトペーパーに盗作疑惑が発覚したんですね。
IPFSとFilecoinのホワイトペーパー内、9ページ分がどうみても言い回しが明らかぱくったやろといった内容でした。
ホワイトペーパーをコピペは明らかアウトですよね。。
サン氏の言い分としては、「英語版等、オリジナルバージョンの中国版を志願者が翻訳したものであり、その過程でミスが生じた」とのことで、盗作したわけではないとしています。
ただ、混乱をを避けるためか、公式ホームページでは英語版、中国版ともにホワイトペーパーが削除されている状態です。
トロンの将来は?今後これからどうなる?

17年12月にはOKExという中国3大取引所の一つである取引所に上場しています。
OKExは世界でみても取引ボリュームは3番目の位置にいる世界最大規模の取引所で、取り扱い通貨数も250種類以上と、OKExに上場したことがどれだけ大きいことなのかということがわかると思います。
また、サン氏が日本に来日されて、日本の上場取引所と提携を進めているとの発言がありました。
これが実現するとかなり大きいですね、きっとそんなに時間はかからないかと思います。
また、NEOコイン同様で中国のAmazonとの異名を持つ「アリババ」との提携だったりも大きな要因です。
アリババはじめ、トロンの可能性に気づいた大企業の提携が進展し、かなり今後が期待されます。
開発者であるサン氏ですが、ツイッターのフォロワーが35万人を超えており、創始者自身がトロンに関する情報発信を積極的に行っています。
開発者自身が積極的に動くことはかなり重要で、ライトコインの開発者であるチャーリー・リー氏もそうなのですが、それだけ熱意を込めて作り上げている、ということですよね。
暗号通貨の世界ではこういったことは非常に高ポイントなので、余計楽しみですよね。
ただ、まだまだトロンもプラットフォームが未完成ではありますので、しっかり情報を聞いておく必要はあります。
TRX(トロン)を購入できる取引所

トロンは現在、国内取引所にて購入することはできません。
海外取引所はBinance(バイナンス)、OKEx(オーケーイーエックス)、YoBit(ヨービット)等にて購入することができます。
この中では、手数料が0.05%ととても安い上に、世界最大取引所であるBinanceが一番おすすめです。
方法としては、一度国内の取引所にてビットコイン(BTC)orイーサリアム(ETH)を購入後、海外の取引所に送金を行ってからTRXを購入する以外ありません。
流れとして
- Zaif(ザイフ)、bitFlyer(ビットフライヤー)などの国内取引所にて登録
- 登録が済んだら、ビットコインを購入
- 続いて、Binanceなどの大手海外取引所に登録する
- 国内取引所から海外取引所にビットコインを送金する
- ビットコインでTRXを購入する
国内取引所をお持ちであれば約30分程度で済むと思いますので、この機会にぜひどうぞ!
また、TRXを購入するにあたって、海外取引所は必ず大手を選ぶようにしましょう。マイナーな取引所で投資を行うと、倒産や突然取引所がなくなる可能性があります。
海外取引所は、大手でないと倒産や急に取引所が消えるリスクがある(本当にあります)ので、上記の中で私も一番信頼がおけるのと、取り扱っているコインが100種類以上、手数料が0.05%と激安なので、もちろんBinanceを使ってます!